エゾノチャルメルソウ(Mitella integripetara ユキノシタ科チャルメルソウ属) |
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深山の沢沿いに植生する多年草。ズダヤクシュ、ダイモンジソウ、クロクモソウなどユキノシタ科の植物の花は個性的なものが多いが、このチャルメルソウの仲間も不思議な形の花を咲かせる。葉の形は同じユキノシタ科のズダヤクシュに似て鋸歯があり3〜5の裂片に浅く分かれる。葉の両面にはまばらに毛が生える。開花期になると根生葉の間から数本の花茎を伸ばし、互生する2枚の葉に続いて10数個の小花を穂状に咲かせる。花はがく片、花弁、雄ずいともに5枚である。花弁は紫褐色の線形で先端が後ろに反り返る。花茎には短い腺毛が密生する。
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山地の沢沿いや明るい湿った林床に植生する多年草。アブラナ科の花の特徴はがく片と花弁が4枚で雄ずいが6個、そのうち4個の雄ずいが長く2個が短いことである。そして花弁は開くと十字形に咲くので十字型花冠と呼ばれている。 |