ハナイカダ (Helwingia
japonica var. japonica ハナイカダ科ハナイカダ属) |
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クリ−コナラ林からミズナラ林に植生する落葉広葉樹。樹の生態はアブラチャン等と同様で、叢状に樹が分岐し、林縁や沢沿いに植生する。雌雄異株。以前はミズキ科に分類されていたがDNA分析に基づく新しいAPG植物分類体系ではハナイカダ科として分離独立した。 |
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アカシデ( Carpinus
laxiflora カバノキ科クマシデ属) |
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クリ−コナラ林の丘陵や日当たりのよい沢筋に生える落葉高木。植生域は同属のクマシデ、イヌシデと重なり、混生する場合も見られるが、乾燥に対する順応性はクマシデ、アカシデ、イヌシデの順に高いようで、沢からの植生域はイヌシデが尾根沿いに多く、クマシデは沢筋を好む。アカシデはその中間の性質を持つ。またイヌシデは大木になるのに対し、アカシデは大木になることは少ない。樹皮、1年生枝、葉柄、冬芽、花の苞が赤味を帯びる。秋の葉もアカシデは紅葉で、クマシデは黄葉である。 |