ダイモンジソウ (Saxifraga fortunei var.incisolobata ユキノシタ科ユキノシタ属) |
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ブナ林の沢辺や岩崖に植生する多年草。分布域は広く、吾妻・安達太良連峰に植生する同属のフキユキノシタ、クロクモソウとは対照的である。変種名は浅く切れ込んだ裂け目の意味で、水辺の岩壁の割れ目を縫うように根を張ることを表している。根は分岐しない。別名をイワブキという。これは植生地と葉の形状からつけられた。山野草として山採りされることが多く、自生地の消滅が懸念される。種子で繁殖する。
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カニコウモリ( Parasenecio adenostyloides キク科コウモリソウ属) |
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亜高山針葉樹林の林床に植生する多年草。日本固有種。安達太良山では確認されていない。吾妻・安達太良連峰に植生する同属の植物にはオオカニコウモリ、イヌドウナ、モミジガサ、タマブキがある。オオカニコウモリはブナ林の沢沿い、モミジガサ、イヌドウナはブナ林下部、タマブキはミズナラ林の湿った林床に植生する。 |