西吾妻登山道保ボランテア作業

6月19日(日)に西吾妻登山道のロープ設置作業を実施しました。参加者は奥田、小幡、青柳、松井、五十嵐、渡辺(京)、古内、佐藤の8名でした。この山域のロープ設置作業は2000年から会の事業として継続しており2006年からNF米沢と協同作業として取り組んでいます。天元台から吾妻小屋まではNF米沢さんで分担していただいているので「高山」単独で実施していた当事と比較して格段に丁寧な作業ができています。今回は、西大巓側の作業量が多く、予想以上の時間が経過してしまいました。また、アルミ製のピンは折損してしまうため再利用ができず、産業廃棄物となってしまいます。再生可能な鉄製のピンの実用性が高いことが分かりました。しかし、折れ曲がった鉄製のピンは現場での石を打ちつけて修正するのですが、60歳を超えたわが身には肉体的負担が大きく、以前のような作業効率は望めません。

また、最大の問題は西大巓山頂から100mの区間の斜面崩壊が年々進んでおり、これに対する対策はロープ設置では無力であるということです。早急に対応する必要があると思います。

 

 

雨の麦平

その日は一日雨だった。久しぶりに雨中登山をした。たどり着いた麦平は沼と化していた。登山者の踏み跡も水面下となっていた。このような撹乱は年に数回あるのだと思い至った。この一帯の植生回復の仕組みの一端なのかもしれない。30年前の麦平と比較してコバイケイソウ群落は拡大しているようだ。