ノウゼンカズラの結実の秘密 鎌田 和子 |
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ミツバチ |
果実 |
2011年の1月に、偶然ノウゼンカズラの果実に出会い、そのユーモラスな外観と、中に詰まっている種子に惹かれたのでした。また、そのとき、それとは別なことにも興味がわいていたのです。一つは、手持ちの植物図鑑によると、ノウゼンカズラの果実は日本では結実しにくいという。なのに、どうして、ここのノウゼンカズラは結実したのか。二つ目は、この木が結実したのが、これが初めてなのか、それとも毎年なのか。もし仮に、初めて結実したとして、その原因が昨夏の猛暑にあるとしたら、この木以外にも結実した木があったかもしれないではないか。ならば、それを探してみなくては…などなど、私流の好奇心が首をもたげたのです。でも、冬枯れの時期に他のノウゼンカズラの木がどこにあるかなどわかるはずもなく、花の咲く季節まで待つことにしたのでした。 |
宮沢賢治「よだかの星」に寄せて 伊藤順子 |
もう数十年にもなるけれど、仕事を覚え家業を支えたい一心で我武者羅に脇目もふらず突っ走って居て、自他共に何とか半人前くらいにはなったかな?と一息吐いた頃、ふと立ち止まってしまった。すると何もかもが迷いの要因になってしまって落ち込んだ。 |
鹿狼山から |
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今日は3月11日。あれから1年が過ぎました。ここ新地町では大津波により100名を超える方が亡くなり、沿岸部の町並みが消え去りました。本日、町の総合体育館では追悼式が行われました。 |
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倒れた電信柱は今もそのまま |
水田に埋もれたガレキの撤去作業 |
津波の土砂の中から蘇った |
★ 2011年3月15日、午後から天候がくずれ、雪まじりの降雨となった。この季節になるとよくある天候の変化であるが、その雨は日本に60年以上ぶりに降った3回目の雨。 |
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[編集後記] この冬は比較的雪に恵まれました。営業を停止したスキー場を登ってみると、山麓ではカエデなどの広葉樹やアカマツが再生し、2次林の形成が始まっていますが、スキー場の上部では灌木すら見られないところが大半で、標高が高くなるにつれて森の再生も時間がかかることがうかがえました。一方で、飯館村に隣接する花塚山では、人気が途絶え、動物たちの楽園の様相を呈していました。動物たちの放射性セシウムの食物連鎖を心配しています。 |