福島県の長期総合計画委員会でのこと 佐野一子 |
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今から10年も前のお話をします。 |
鹿狼山から |
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9月末の日曜日、姉と一緒に久しぶりに鹿狼山に登りました。今年はジャコウソウの花に巡り会うことができました。鹿狼山では登山道脇に1カ所だけこの花が咲きます。時期を逃すと会うことができません。ジャコウとは言いますが側に寄っても良い香りがした試しはありません。でも、薄暗く湿った場所が好きなようで、杉林を控えた登山道の片隅に美しいピンク色の花を咲かせますから、今年もよく咲いたなあと誉めてやりたくなります。 |
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ジャコウソウ |
「浦となった新地町沿岸部」 |
鹿狼山の紅葉・11月 |
[編集後記] 2011年は日本にとり特別な年となりました。3月11日の地震・津波に引き続く原子力発電所爆発と言う戦後最大の「人災」。いつの時代かと錯覚を起こすような為政者の情報操作。一番パニックを起こしていたのは国民ではなく政府中枢部という皮肉。そして、地に着いた村おこしを積み重ねてきた村民の感情を札束でなでる無神経。現場も見ず、用意された答がないと何も判断できない自称指導者達。放射能汚染という環境汚染に対して縦割りでしか対応できない行政組織。「除染」と言う公共事業に群がるゼネコンや「除染」業者。2012年はしっかりと目をこらして真実を斟酌していかなければなりません。そのためには現場を自分の目で確認することに尽きると考えております。 |