高山の原生林を守る会 2005年度定期総会議案書
2005年11月27日(日) 13:30〜16:00 源田温泉・熊田屋
(1)2005年度活動報告
森林管理署より、高山スキー場が正式に指定解除される旨、連絡があった。4年後の見直しでは自然観察教育林に指定の可能性がある。 これについては「あづまや」等の不必要な施設整備等の問題が想定される。今後、具体化した場合には行動を起こしたい。 |
収入の部 |
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支出の部 |
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科目 |
予算額(A) |
決算額(B) |
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科目 |
予算額(A) |
決算額(B) |
前期繰越金 |
248,594 |
248,594 |
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会議費 |
10,000 |
12,350 |
会費 |
40,000 |
44,000 |
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郵送費 |
40,000 |
34,840 |
観察会参加費 |
33,000 |
45,300 |
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観察会経費 |
30,000 |
37,520 |
書籍販売 |
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11,500 |
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交通費 |
30,000 |
18,740 |
カンパ |
- |
24,500 |
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苗木購入費 |
40,000 |
36,330 |
小計 |
73,000 |
125,300 |
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保険代 |
33,000 |
31,830 |
合計 |
321,594 |
373,894 |
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渉外費 |
10,000 |
- |
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雑費 |
30,000 |
12,600 |
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予備費 |
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合計 |
321,594 |
187,210 |
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2005年度決算額 |
186,684円(次年度繰越金) |
(3)2006年度自然観察会
通算回数 |
期日 |
場所 |
定員 |
内容 |
担当 |
第81回 |
2月5日(日) |
水林公園 |
20名 |
冬の自然林観察会 |
高橋 |
第82回 |
4月23日(日) |
阿武隈峡遊歩道 |
30名 |
春の水辺の観察会 |
鈴木 |
第83回 |
6月4日(日) |
龍ヶ岳 |
20名 |
植林とブナの森散策 |
高橋 |
第84回 |
7月2日(日) |
天元台〜西吾妻 |
20名 |
登山道調査とロープ補修 |
高橋 |
第85回 |
8月27日(日) |
小野川と不動滝遊歩道 |
20名 |
夏の水辺の観察会 |
奥田 |
第86回 |
10月22日(日) |
早稲沢遊歩道と芋煮会 |
20名 |
紅葉観察会(芋煮会付) |
佐藤 |
第87回 |
11月26日(日) |
熱海ケヤキの森観察会 |
30名 |
総会(磐梯熱海温泉) |
山内 |
(4)2006年度新役員:顧問を廃止し、実態に即した体制とする
代表:高橋 淳一 事務局:佐藤 守 会計:山内幹夫
会計監査:野中 俊夫
会報 佐藤 守、奥田 博、鈴木 勝美+ボランティア・スタッフ
幹事 役員全員
(5)その他
事務の効率化と資源節約のためペーパー版会報の発行を原則としてインターネット環境を持たない会員に限定し、紙の発行部数を少なくします。 |
質疑応答の概要 l
他市町村の植林では苗木代3本を1000円出してもらって、参加者に自然に対する意識付けをしている事例がある。 l
植林に関しては、熊などの動物に対して有効な実のなる木を植林してはどうか。⇒そのようにしている。しかし里に降りる熊については、単純ではない。 l
植林に関してはマスコミにアピールしてはどうか?それにより市民運動が広がるのではないか。⇒現在の植林地がJAから国への返還手続きが終了すれば、そうしたい。 l
植林をして将来、森になったことを確認できる子供たちが、多く参加できると、将来に伝える意味があるのではないか。 l
年会費500円、観察会参加費300円は今どき安過ぎるのではないか。⇒値上げが必要になれば、考える。これまではカンパ等で切り抜けて来ている。 l
山に登って楽しんでいるので山に対して何か出来ればいい。 l
将来、観察会の講師を出来るようになりたい。 l
植物を覚えるとか、覚えないとかではなく、気長に参加したい。 l
私は高山の会の観察会日程を何より優先して入れている。 l
資料作成には植生だけではなく、歴史などを入れて、愛着が湧くと思う。 l
例えば今日の山頂であったように景観を優先して木を切ることの意味を考えることが大切だ。 l 自然に接するセンスが大切だ。 |
正式に高山スキー場計画に終止符が打たれるまで、会発足から20年を要した。その意味することは、物事を変えるにはこれだけの期間が必要であ、粘り強く活動を継続することに意義があるということではないか。 |
2006年カタクリの会奥羽自然観察会計画(1月〜6月)
1月22日(日) |
峠山 |
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3月19日(日) |
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4月23日(日) |
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5月14日(日) |
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6月11日(日) |
* カタクリの会は西和賀町で、自然観察会開催を目的とした会です。
* 会則、会費はなく誰でも自由に参加できますが、各観察会の一ケ月前から電話でのみ受付です。
* カタクリ通信を偶数月に発行いたしており、希望者には年間千円で送付致します。
(郵便振込みをご利用ください…02350-5-38765 加人者名…カタクリの会)
カタクリの会連絡先:郵便番号029-5512和賀郡西和賀町川尻41-72-15 電話&FAX0197(82)3601代表:瀬川強
「ボランティア」のお願い:「会報の編集、コピー、発送等の業務サポート」をしていただける方を求めています。協力していただける方はご連絡ください。 原稿のお願い: 会報の原稿を募集します。「自然保護」に関わる意見や話題、解説等の記事をお寄せください。 |
新年度の会費納入をお願いします:郵便振替02170−0−24351「高山の原生林を守る会」へ |
■先日、会員のSさんから手紙を頂いた。内容は、■10月に飯坂学習センターで催された「女性スクール」という学級の「荒川に学ぶ」と題した元市長・吉田氏の話。■吉田氏は東吾妻や高山にも触れながら自然の大切さについて語ったと言う。しかし、「高山スキー場問題」については触れなかったので、会員が「市長時代にやらなくてよかったとおっしゃったそうですが、私はまた聞きなので、それについてお聞かせください」と質問したところ、高山スキー場が欲しくて堤氏(当時の国土社長)と握手してぜひ作りましょうと約束したこと。しかし各方面からの意見と調査の末、スキー場計画をやめたこと。作っていたらとても大変なことになっていたことなどを話したそうです。■参加者は初めて聞く内容だったので「高山の原生林を守る会に入っていたなんてすばらしいね。よかったね」とすごい反響だったというもの。■20年の歳月は「高山スキー場反対運動」があったことすら忘却のかなたに追いやり、この問題に係わった当事者の意識や心までも変えようとしているのかも知れない。しかし制度としてこの計画の廃止が確定したのは20年後の本年である。この「会」が消滅していたらどうなっていただろうか。■人間の意識が変化するのには20年もいらないのかも知れないが、一旦、破壊された自然を回復することはきわめて困難なこと。自然のタイムスケールを侮ってはならない(MS記) |