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スカイラインが開通したばかりの、4月22日(日)に鳥子平から高山を訪ねました。この時期の高山は2年ぶりです。参加者は前回に続き岩手県平泉町から参加いただいた方も含め、総勢11名でした。常連さんの中に比較的新しい会員の方の参加が必ずあるのがこの会の観察会の特徴です。また雪上の野外行動は未経験であった会員でも1年も経つと何の気負いもなく参加して頂いています。スノーシュー、山スキー、長靴と思い思いの足回りで高山の針葉樹林帯に入りました。雪上とはいえ、前回の観察会とはうって変わって、雪は十分に固まっているのでつぼ足でも登るのに不自由はしません。 |
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高山の雪上観察会 山内幹夫 記念撮影の後、楽しみの昼食です。東手に延びる山麓にブナの純林を眺め、遙か福島盆地に向けて携帯電話による山頂記念通話を試みる会員、絶壁斜面の滑降に興じる会員、この時間がいつまでもと願いつつも、下山となり、鳥子平近くに下りてきて、シラビソの観察を行いました。高山に見られる北限のコロニーは何故あるのか? 種の飛来説や氷河時代からの遺存説などが飛び出しましたが、氷河時代の福島県内には、浜通り地方にもシラビソが存在していたことが花粉や化石などから確認されており、その時代からの生き残り樹木だとすれば夢があるなあと感じます。鳥子平からクロベの林を抜けて車道に着き、観察会を終えました。晴天に恵まれた一日を振り返るにつけ高山が永遠にと願わずにはいられませんでした。 |