峠駅周辺観察会 2000.2.6

 記念すべき2000年最初の観察会は、厳冬期2月6日の日曜日、奥羽線峠駅周辺で行われました。お天気はまずまず。ふかふかの新雪を期待していたものの、溶けだし気味の3月下旬のような雪質は、穏やかな空模様と相まって春到来といった雰囲気で、地吹雪ツアー的観察会を期待していた参加者の方は調子が狂ったことと思います。
 峠駅前に集合した後、旧駅舎ホーム跡から栂森に続く尾根に取り付き、200mほど登ったところの雑木林を目指しました。途中、長靴の人はかんじきを付けましたが、かんじきを履くのは初めての人が多く、最初は歩きにくそうでしたがすぐに慣れ、その威力を活かして楽しく歩き回っていました。30分ほど登ったところで、尾根の傾斜がゆるんだ台地場の場所をベースにしてあたりを歩き回りました。今回の観察会のメニュー、アニマルトレッキングでは見つけたのはウサギの足跡のみでした。それでもしばらく追いかけると、複数羽が入り乱れたような跡があったり、トイレがあったりと、そこでウサギがどのように行動したのかみんなで色々想像して楽しみました。もう一つのメニューである雪洞掘りは雪が少なく実現しませんでしたが、木の根本を利用して簡易なシェルターを掘ることなど簡単なビバーク方法について学びました。

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