11月28日(日)に安達太良・前ヶ岳自然林観察会を実施しました。参加者は15名でした。入口から延々と続くスギ,ヒノキ,アカマツ,カラマツの林道歩きは、本来は退屈なものですが、それでも観察ポイントは豊富で、ナライシダ,オシダ,ミゾシダ,リョウメンシダ,フユノハナワラビなどのシダ植物やムラサキシキブ,ガマズミ、マユミ、ヤマブドウ、ツルウメモドキ、サンショウ、トキリマメなどの色彩豊かな果実を楽しむことが出来ました。また,リスの巣の跡やカラマツ林ではエナガが林道沿いで飛びまわる姿が見られるなど,動物のたたずまいもうかがうことが出来ました。1時間40分とたっぷりと時間をかけて林道を詰め、急傾斜のミズナラ林を登り、ヤシャブシの自然林に辿り着いたところで、今回の観察会の終点としました。歩き始めにクロモジモドキ、帰りにロゼット状に常緑葉を輪生する正体不明の樹に遭遇しました。改めて調べてみたらそれぞれアブラチャンとフッキソウのようです。フッキソウはどこにでも分布するようですが、会としては吾妻・安達太良連峰で初めての植生確認です。造園の定番樹木らしいのですが、福島県での自生は珍しいようです。
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しばらくは沢に沿って林道が走る。 |
ナライシダ |
ナライシダ |
左:アカマツ 右:スギ |
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ガマズミ |
ムラサキシキブ |
ツルウメモドキ |
サンショウ |
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フユノハナワラビ |
ナツツバキ |
オオバショウマ |
ウバユリ |
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ミズナラ林 |
ミズナラ |
ヤシャブシ林 |
ヤシャブシ |