72回観察会・高土山紅葉観察会 2004.10.31(日)

 

10月31日(日)に高土山紅葉観察会を実施しました。参加者は17名でした。出発時は曇天模様でしたが、観察会を始める頃には、日差しがのぞき快適な観察会となりました。前回に続き、シダに詳しい山田さんを講師にお願いしました。その甲斐あって、ヒメシダ、ミヤマベニシダ、オクマワラビ、ハクモウイノデ等のシダを観察することが出来ました。また、森に入るとあたりは靄が立ち込め、幻想的な雰囲気が漂う中で十分森林浴を満喫することが出来ました。

 

森の幽玄T

森の幽玄U

森の幽玄V

イヌシダ樹幹の縞模様

頂上へ

頂上の森林風景

 

高土山紅葉観察会に参加して   山 光晴

明け方まで降り続いた雨も上がり幻想的な霧の中、四季の里駐車場に集合。東北自動車道を南下、須賀川ICから高土山登山口のある藤沼貯水池に到着する頃には青空も顔をだし、参加メンバーの日頃の行いの良さが天にも通じたかのようでした。

 藤沼貯水池は温泉あり、キャンプ場ありで公園化された人造湖でしたが丁度モミジが紅葉の真っ盛りで、真っ赤に染まった姿が湖面に映えて印象的でした。我が家のモミジはどうしてあんな赤にならないんだろうか。寒暖の違いか、空気の汚れか、主人の性格が汚れているからか・・・・・

 登山口から沢に沿って杉が植林されたシダの群生する林道を20分程で突然戸渡藤沼線の舗装道路が横切る。道路を横断すると本格的な山道に入り、登山道の両側には沢山の野草の花の咲いたあとが残っていた。花の季節にまた登りたい山だ。第一展望台までは栗やコナラの中を進み、鞍部への下りは紅葉したカエデ類の中を歩いた。頂上への急登ではイヌシデ等の巨木が多くなり、第二展望台では五幹のイタヤカエデの大木が見事であった。

 このあたりから登山道のあちこちにイロイロなキノコが顔をだし、「食べられるか、食べられないか」で列も乱れがち、「どんなキノコも一度だけなら食べられる」と言う意見があり妙に納得した。今日は芋煮会、鍋に・・・大丈夫か。頂上で小休止、ウラジロノキの大木を観察後、芋煮鍋準備のため高橋代表と急いで下山、途中キツツキを観察したが高橋さんの下山スピードの速いこと速いこと。カモシカやツキノワグマも追いつけないでしょう。帰路、前述の戸渡藤沼線を1km程歩いたが、こんな車も通らない山の中に自然を壊してどうしてこんな立派な舗装道路を作るのかブツブツ言いながら下山。

 鍋の準備が始まったころ、全員下山。アーッやっぱりー !皆さんの手に手にキノコが・・・・本当に鍋にいれるのか。ツキヨタケモドキ、一見クリタケ、等々。「俺、知―ラナイッ」でも、この芋煮鍋の旨かったこと・・・・私は密かに持参した缶ビールを物陰に隠れてゴックン。これだから観察会を辞められない私です。現在までのところ、入院した人も笑い続けている人もいないようでなによりでした。

この頂上の美林にイチョウが植樹されていた

雲にかすむ高土山

森の恵み

キノコ汁?芋煮?

観察会よりも顔が緩む?

おいしく頂きました

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