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8月25日(日)に裏磐梯野鳥の森植生観察会を実施しました。参加者は19名でした。磐梯山の観察会の予定でしたが、雨の天気予報が出ていたため、急遽、場所を変更しました。今回は、シダに詳しい山田さんを講師にお願いしました。幸いにして、このコースはシダが豊富な上、個性的な形のブナを観察することも出来、思いのほか充実した観察会となりました。
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じょうご状に開いたキノコ |
ヤマイヌシダ |
ミゾシダ |
自己紹介 |
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スズメバチの巣 |
ブナの森へ |
ミズナラとブナ |
シダの話を聞く |
野鳥の森植生観察会に参加して 權藤齊嗣(ごんどうただつぐ) 8月29日は台風16号接近中で本会の開催も危ぶまれたが、幹事さんの好判断で磐梯山から、野鳥の森へ変更して盛会裡に終了できた。 私は、2月の信夫山観察会以来2回目の参加であった。野鳥の森とゆうことで野鳥との出会いも期待したが多勢に恐れをなしたか上空を舞うぴいひょろろのトンビだけ確認できた。私なりのポイント地点は「ヒノキとブナのもたれ木」、「オシャクジデンダ」、「ナガオノキシノブ」、「シダの宝庫」の4箇所であった。 野鳥の森駐車場でトチノキ、チマキザサの観察のあと、観察会スタ−ト。途中キノコを発見して大騒ぎ。圧巻は茶色のチチタケ。本当に乳白色の液体がほとばし出る食用キノコである。私も嘗めてみたが渋かった。途中省略し第一のポイント「ヒノキとブナのもたれ木」山側にブナ、谷側にヒノキ。広葉樹のヒッパリ側、針葉樹林のツッパリ側。成る程相補完している。「この勝負50年経ってもつかんでしょう」と、佐藤さんのご託宣で先へ。皮が良く燃えるウタイカンバ、クロモジの葉についてる蟻の考察、青黒いミヤマナルコユリの果実、ツタウルシ等々を観察し小休止。途中スズメバチの巣に遭遇するも無事通過し進む。ナラは南面、ブナは北面の解説を聞いてブナの北面(裏側)の分岐している所を見ると第二のポイント、「オシャグジデンダ」を発見。シダ博士山田先生の解説が始まる。夏出て秋に胞子を飛ばし冬を越す。ブナの木一本切ることは何万とゆう個体も殺す事になる。重大なことである。にうなずく。 続いて第三のポイント「ナガオノキシノブ」がブナの木から、こけと一緒に落下しているのを発見。貴重な物の様で写真撮影。展望台では登るはずであった磐梯山が山頂を除いて姿を表し感嘆の声をあげ、しばし休息。写真撮影。トチバニンジン、葉に一杯穴があいてるヤマモミジ等を観察。桧原湖を見下ろす休憩所で昼食。 そして下山、第四のポイント。「シダの宝庫」一箇所に6種類が同定された。ヤマイヌワラビ、ミヤマシケシダ、ミヤマワラビ、リョウメンシダ、ホソバナライシダ、オオバショリマ。これらの識別方法をじっくり解説頂いた。尚詳しくは山田恒人先生著、暦春ふくしま文庫「シダ植物の世界」をご覧あれ。カモシカの足跡、こしあぶらの花、笹の葉、熊の爪痕を眺めながら無事終了。 |
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ナガオノキシノブ |
ナライシダ |
シケシダ |
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オシャグジデンダ |
ミヤマワラビ |
シノブカグマ |