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2月11日(水)に信夫山観察会を実施しました。参加者は18名でした。文化センターから祓川沿いに整備された遊歩道を辿り、北登拝路から入山し、北登拝路口〜立石山〜熊野山〜烏ヶ崎を経て文化センターに戻る周回コースを散策しました。登山口の斜面では,ヤマヤブソテツとトラノオシダの群落が見られました。これは半田山でもセットで植生が確認されたのでこの2種類のシダは好適環境が似ているのかもしれません。コナラを中心とした急登も程なく岩室を備えた小峰神社です。小峰神社の石垣では真っ赤なコケが観察できました。展望の良い奇岩のある立石周辺ではネジキの植生が多いようです。熊野山では、ミズキとクマノミズキが一緒に観察できました。熊野山を過ぎると開墾された畑なども見られ人里の気配が強くなります。羽黒神社では、「暁参り」当日で出店も見られ賑わいを見せていました。途中、珍しいイワテヤマナシの大木、イヌシデかアカシデかなどとシデ類の判別談義、大日岩行場付近での三角帽子をかぶった稚児に似たフジの冬芽を楽しみながら残雪がわずかに残る信夫山の自然路を散策しました。烏ヶ崎からは山火事で焼失した急斜面が一望できましたが、場違いなデッキとは対照的で、ある意味お互いに異質な風景でした。 |
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北登拝路口からの急登 |
しのぶオレンジゴケ? |
トラノオシダ |
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ヤマイタチシダ |
ニホンタンポポ |
オクマワラビ |
山 光晴、光子 2月11日、福島の冬には珍しい快晴、無風の中、信夫山観察会に参加させて頂きました。山内さんに駐車場を確保して頂き、県文化センター前で自己紹介後出発。 祓川遊歩道を歩きながら信夫山の歴史や地理を教えて貰って驚いたのは、今、信夫山の北側を流れる松川が昔は南側を流れていたという話でした。 北登拝路口手前の北東斜面でマンサクの花が数十輪、何故か一部の枝にだけ群がって咲いていました。古峰神社までの登山道では落葉した樹名で皆さん、カンカンガクガク五つ教えて頂いて四つ忘れる才能を持っている私共には葉っぱのない木は難しい。 周回道路下の石垣で橙色に輝くコケが一面に、先輩方も名前が分からないらしいので今日のところは「しのぶオレンジゴケ」にしておこう。北面はまだ自然が残っているが熊野山からの稜線は無線塔が林立して興ざめでした。しかし、268mの三角点で休憩している時、綺麗なピンクの襟巻きをした鳥が・・・・「あれっ なんて言う鳥」、「ウソみたい」、「ウッソウ」図鑑を持ってきた淑女の勝ち。 羽黒神社からの下りは日当たりもよく、梅の花がチラホラ咲き出しニホンタンポポが一輪咲いていました。最後のひと登りで烏が崎へ。雲ひとつ無い空に雪の安達太良山系、吾妻山系が一望でき爽快な昼食でした。残念なのは展望デッキとやら人工物が設置してあったことです。山林火災の跡地にも雑木が育ち始め、自然の力にも感心しました。 信夫山は我が家から1km程の距離にありウォーキングで十数回登っていますが何時も周回道路ばかりで春蘭やカタクリが沢山あるのを知りませんでした。今回が三回目の参加でしたが毎回、皆さんから色々なことを教えて頂き大変感謝しています。これからも宜しく御願い致します。 |
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烏ヶ崎へ |
山火事跡 |
座禅石 |