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4月20日(日)にカタクリ群落とブナの森観察会を開催しました。参加者は10名でした。あいにくの雨でしたが栂森から台ヶ森を経由して高山南山麓のブナ林を散策しました。 |
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ミズナラ林と植林地 |
林床はカタクリ群落 |
カタクリの実生 |
花が咲くまで10年 |
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おしくら |
ファンタジック森 |
まだ使えそう |
残雪も僅か |
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雨に濡れながらの観察会でしたが、可憐な花の大群落と巨大ブナに感動の一日でした。 歩きはじめは私有林と公有林の境界を行くことになり、私有林の無管理状態に呆然とするばかりでした。そしてすぐ現れ始めたカタクリの群生地は踏まずに歩くのに苦労しながら延々とつづく広大なもので我々の街の近くにこんな素晴らしいところがあるのに驚いた。 いつも花の可愛さだけをなにげなく見ていたが、花を開くまで10年かかると聞いてまたびっくり、種の殻をつけた1年目のもの、小さな一葉のもの、気の長い生育の過程がよく判った。雨のため花が開いていないのが残念だった。 根元から二本に成長したのは炭焼きなどの人工的なものであるとか、雪や風で傾いた後のリカバリーに、くの字でバランスをとるものや垂直に伸びるものなど樹種によって違うというのも面白かった。あちこちにある炭焼き窯の跡の中に2,3年前まで使っていたような完全なものもあった。森と人間の共生を訴えかけてくるような貴重な存在に感じた。 雪どけと雨に増水した荒川の源流を足元に見ながらスリップに気をつけてたどり着いた福島一の大ブナにも感動した、NO2からNO5と見て回ったが皆すばらしかった。 高山の原生林がいつまでも守られていくように祈りながら長い林道を帰った。 |
「カタクリとブナの森観察会」 佐藤 和重 当日の4月20日は、天気予報どおり朝からの雨模様になりました。私は、今回が初めての参加でこのような天気では中止だろうなと思いながら、集合場所に行ってみると、佐藤さんや高橋さんをはじめ皆さんが当然のように、行く準備をしているのを見て、本当に兵ぞろいの方々なのだというのが第一印象でした。 車2台に分乗して、土湯の林道ゲートからの出発となりました。先週の暖かさのおかげで雪はほとんどない状態でした。森の中を歩きはじめて間もなく、男沼・女沼にも勝るとも劣らないくらいのカタクリの群生地。雨が降っていましたので、あいにく花は開いていませんでしたが、落ち葉を突き破っての生命力に圧倒されました。 ミズナラやブナの木々の間を縫うように目的地に行く道すがら、雨の日でしか目にすることができない光景に幾度となく出会うことが出来ました。ブナの幹をつたう幹水流、カエデやナラの木から雨によって表面に溶け出した白い泡状の木の脂肪などなど。山登り初めての私にとっては、見るもの聞くものすべてが新鮮な驚きでした。また、この森は原生林ではなく、かっては里山として利用されてきた痕跡である炭焼きの跡がいくつかあり、先代の人の自然との共生を垣間見ることができ、里山の荒廃が叫ばれる今、管理(利用法)などについて考えされされました。 森の中を歩くこと数時間、12時すぎ頃に目的地であるブナの森に着きました。そこで目にしたものは、樹齢300年(幹周りは4m超)はあろうかというブナをはじめとする、圧倒的な存在感のあるブナの木々でした。 言葉で言い表すことができないほどの、自然の偉大さ、植物の絶大的な生命力の凄さを感じさせられました。 霧が少しかかった巨木のブナの森は本当に幻想的で森の精霊がいるのではと思わせる光景で、今回参加して本当に良かったと思いました。これからも機会があれば参加できればと思います。 |
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ホオノキの造形美 |
黒沢 |
うまそうな木の芽 |
雨の日は青シートが便利 |
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幻想のブナ林 |
ファンタジックブナ |
これもブナ |
幻想のブナ林 |
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