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中津川にて |
ヒトツバカエデ |
ツルリンドウ |
中津川渓谷の紅葉と芋煮 高梨 京子
小野川湖の縁から遮断機のある林道を行き、車止めの所まで入る。高橋さんを先頭に歩き始める。紅葉もまばら、今年は雨が少なかったのだろうか、色が着かずに落ちた葉が多い。前日の雨のせいで落ち葉が濡れている。トチ、ブナ、ミズナラ、カツラの巨木が残されていて嬉しい。湧き水も美味しい。東京電力の管理で自然林が保たれている。今年は、木の実が稔らない。どうしたことだろう。ドングリの類、クリだけはどうしたわけか沢山できた。オニグルミも花は咲いたのに実が無い。それに、去年、豊作だったブナも全然なし。自然は正直。自分を守るのに懸命なのだろう。ブドウ、アケビもあまり無いし、お目当てのキノコも残念ながら見当たらなかった。
山の動物達は、食べ物は足りているのだろうか。熊棚も見かけなかったし、熊は餌が少ないときは、子を産むことを自然に調節すると聞いたが、何と賢いことだろう。コミネカエデ、コハウチワカエデ、ヒトツバカエデなどカエデ類は7種類あった。それぞれに美しく紅葉している。黄色、赤と難しいメカニズムがあるそうだ。巨木が他の種類の木を巻き込んで、生長している。浮き上がった根が幹みたいになって横たわり、枝は上を向いて伸びている。沢沿いのバッコヤナギ、四方に広がった枝づき面白い形に感心する。流石に強い生命力。自然は大事にしたい。
東京電力の水取り口のある川原で、芋煮をつくる。勿論、場所を考慮して燃料は、山用のコンロでした。高橋さん、佐藤さん、流石に手際よく、うまい具合にできあがり、皆でご馳走になる。我々は、作っていただき、食べるだけ。空気はうまいし、ロケーションはいいし、最高に美味しかった。
ヒヨドリジョウゴの赤い実、美しく美味しそう。毒だと思ったが、帯状疱疹に効くといわれて少しもらって帰る。焼酎につけたがどうだろう!
草が、木が、林が、森が、地べたが好き、山が好き。人間なんかちっぽけなもの。年を経た大きな木の中にいるとゆったりとして、すがすがしい気持ちになり嬉しい。今日は、素晴らしい一日でした。葉を落とした後、芽吹きの時期にもまた、訪れたい。
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カツラ |
クチベニタケ |
コミネカエデ |
中津川紅葉観察会に参加して 小野寺 昇
四季の里から分乗して、五色沼自然教室前の合流地点までの移動中、運転手さんのはからいでレークラインを通り、途中、橋の上からの紅葉は最高でした。
合流点から林道に入って間もなく、高橋さんが落ち葉を拾って「これ何の葉でしょう!」かなり大きな葉であったが、名前が出てこなかった。色々な落ち葉を拾て説明していただいたのですが、三歩も歩くと忘れてしまい中々覚えきれませんでした
トチノキが密集している場所があった。山中にこんなに密集しているのは珍しかった。実を捜してみたが、リスの食事となったのか皮だけが残っており見つからず。林道は様々な色の葉が落ちており、歩いているとカサカサと葉の音がし、秋を思う存分感じながら探索できました。
また、色・形様々な葉を拾い集めて、いっぱいになった葉をリュックの小さいポケットに差し込んでいた様子を見て、幼い子供が、可愛いもみじのような手で、手のひらいっぱい、紅葉で染まった葉を拾い集めて、帰っていく様子がフッと思い出されます。
終点、川原について、夜も明けないうちから芋掘りをした高橋さんのご苦労さんいっぱい詰まった芋の子汁をいただき、また、ワインもいただきカエデ類の鮮やかな色づきのもとで幸せ気分の「お昼」でした。ナンブアザミが2株あり、葉の種類が違っていたが、名前は同じであると佐藤さんの説明でした。秋晴れの中、本格的な「秋本番」を体で感じえたのは、私だけではなく皆、同じ思いだったと思います。
最後に、皆さんでゴミや空き缶を拾い集め、持ち帰って来ましたが、マナーの悪さがまだまだ残っているんだなーと、悔しい思いでした。