97回観察会・植林と龍ヶ岳観察会 2008.6.2()

6月2日(日)に水源の森復元ボランティアと龍ヶ岳観察会を実施しました。参加者は21名でした。牧場が高畠町から国に返還され、植林も1段楽した今回は株もとの草刈グループと補植グループに分かれての作業となりました。

作業後は恒例となった龍ヶ岳観察会を行いました。今回は久しぶりに山頂から更に祠まで足を伸ばしました。例年に比べて季節が進んでいてミヤマキケマンやサンカヨウなどは既に花が終わっていました。しかし、ニシキゴロモの花を始めて確認できました。また、ベニバナイチヤクソウ、カマツカ、サワフタギ、アキグミ、サラサドウダン等の花が見頃でその美しい姿を十分に楽しむことができました。

水源の森復元ボランティアと龍ヶ岳観察会    佐藤 久美子

好天のもと、第七回となる水源の森復元ボランティアに参加した。今回は、植林班と下草刈班に分かれて作業した。以前に植えた苗木も背丈程に育って、立派な木になっていた。皆の力を合わせれば、山も復元出来そうである。お昼は、草原の高台で頂く。とても気持ちがいい。淳一さんが、「牛の気持ちがわかるでしょう?」といったので、なるほどと納得する。

龍ガ岳は、毎年同じ時期に訪れるので今回は、お花は、どんなかな?と楽しみもひとしおである。どれもこれも清楚で可憐な花たちが待っていてくれた。特にベニバナイチヤクソウは、1番の見頃で、とても美しかった。全員足止め状態となる。緑のトンネルを潜り抜ける。木々の葉が柔らかく目の前に、現れてとても間近で、観察が出来た。ショウジョウバカマの、葉は、艶々と光沢があり光っていた。

今回はブナ林を通りぬけ、もっと先の頂上を目指した。初めて訪ねる。急坂を登りきると、小さな祠が3つあった。人間が持ち上げるには、とても重かっただろうと思った。清めの水に使われたと思われる水場もあった。山ノ神に何をお願いしたのだろうか?雨乞いかしら。山の神は、本当に居るのでしょうか?現在は、そこらじゅうで、恐ろしい事件ばかり起きている。もしも、山に神がいるのなら、両手を合わせてお願いしようかな。悲しい事件が、これ以上起きません様に。龍が岳は、毎年変わらず緑の森で私達を迎えてくれる。自然のたくましさと美しさにいつものように、元気を貰って帰路に着いた。追伸。今年は、サンカヨウが終わっていて少し残念でした

 

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