82回観察会・水原川・笹森山観察会 2006.4.30()

 

アオイスミレ

ヒナスミレ

アケボノスミレ

スミレサイシン

ニリンソウ

シュンラン

ヤマブキソウ

ミヤマウグイスカグラ

水原地区の早春の花観察会に参加して     原田フミ子

 430日晴れ間が広がり429日東吾妻に引き続き今日は初めての観察会で、どんな人達が集まるのか、そちらの方が私は気になっていました。十万劫で知り合いになった吉田さんの紹介でした。ところが、行って見ると昔の知り合いも、安達太良縦走した女友達が一人、それから山の本で有名な奥田さんもいらっしゃって、うれしいやら、とにかく、やさしそうな人達?の集まりのようで一安心です。

 水原の自然を守る会の方達より挨拶。門を開けてもらい、中に入り佐藤さんの周りに集まる人達の多いこと。聞くと歩く植物図鑑のように花の名前、植生に詳しい。そして花ばかりではなく、樹木にも詳しい。よく周りを見てみるとカメラで花を取る人達も手馴れているようで、私ときたら久しぶりにへたなスケッチと花の名を書くので精一杯でした。今日の観察会はスミレが9種類も見れたことに尽きます。すみれと言ったらむらさきと決め込んでいた私。いつもの里山歩きでも、あ、すみれだ、で終わってしまうのに、よくよく見ると色も葉の形もこんなに種類があって、違いがあってちょっとビックリでした。今日見た花を上げときます。スミレ、スミレサイシン、アケボノスミレ、アオイスミレ、タチツボスミレ、ヒナスミレ、アカネスミレ、ニョイスミレ、オオタチツボスミレ、もう一つ?書き忘れてしまいました。一番かわいい可憐な花はあわいさくら色したヒナスミレでした。佐藤さんも写真に撮っていました。それからヨゴレネコノメソウとネコノメソウもめずらしい花だと詳しく話されていました。クマガイソウはまだ早く、蕾でしたが、山の斜面一杯に咲いたら本当に見事だろうと思います。私はまだ一度もこの花にお目にかかったことが無いので花の咲く季節に一度行ってみようと思います。

 次に笹森山登山。こちらは急な杉林を抜けるとコナラの雑木林で、ここまで来ると下のむっとした暑さも取れ、爽やかな空気が気持ちよかったです。ここでは樹木の名前を教えてもらいました。サルスベリに似たリョウブ、ナツツバキで良かったでしょうか?実に手触りの良い木肌でした。クロモジ、ミズキ、?カエデなども教わりました。山頂までは行けませんでしたが、途中で昼食をした時にオオルリが私達の食べている目の前を低空飛行で飛んでいったのには嬉しかったです。

 自然観察会は皆さんの熱意にちょっと驚いた事と、パンフレットを帰ってから最後まで読むと、本当にもっともだと思いつつ、人間は自然に対してどう自己責任を取るべきか、もっと謙虚な気持ちで向き合って欲しいつくづく感じ、一人一人が何ができるか考えるべきですよネ!山からいろいろ学び手厳しい試練のここ2,3年の日々、たどりついた所は自然観察=自分観察。自分の体力にあった山に登ろうと思います。ありがとうございました。これからも参加したいと思いますので宜しくお願いします。

                                                     513

 

 

 

 

自然観察会に参加して     橋本真理子

先日行われた「早春の花観察会」で、初めて観察会に参加させていただきました。ちょうど連休でもあったので両親も誘ってみることにし、両親は三春町から、私は石川町からの参加となりました。
 もともと屋外で遊ぶことが好きなので、釣りでも山歩きでもサイクリングでも楽しんでやってきましたが、野山の植物に関してはとても疎く、観察会に参加することで少しでも山歩きの楽しみが増えれば・・・という気持ちでした。
 観察会の活動については、以前、(Kさんから)話に聞いていたので、ゆっくりのんびりと野山を楽しむ会だというイメージがあったのですが、参加してみると予想以上の「楽しみぶり」で、参加者の皆さんの(ものすごい)関心の高さ、知識の豊富さに圧倒されました。ともすると自分は見過ごし、踏みつぶしてしまいそうな葉の下にも、地に埋もれそうになりながら可憐に咲いている花を発見し、名前を教えていただくなど、そのアンテナの高さには驚かされました。
 今回の観察会のメインであった『クマガイソウ』は、残念ながらまだ花を見せてはくれませんでしたが、斜面に数え切れないほどの芽を出し、ひしめきあっている(少々アスパラガスのような)姿に、やがて葉を広げ、花を咲かせる日を想像してきました。そして、いつもは全く植物の名前を覚えられない私ですが、今回はクマガイソウはじめ、幾つかの植物を実際に観察して知ることができました。『ヤマブキソウ』『イチリンソウ』『ニリンソウ』『エンレイソウ』『ネコノメソウ』などなど・・・。しっかりと見れば頭にも残ることが分かりました。最も気に入ったのは『ヒトリシズカ』で、その名前とは裏腹に、仲間たちと片寄せあってたたずんでいる姿が微笑ましかったです。
 いつも歩くこと・拾うことばかりに熱中していた山歩きですが、足元の小さな命にも目を向けることの楽しみも知ることができた一日でした。

 

 

 

 

 

 トップページへ    観察会のページへ