148回観察会〜霧の平・秋の植物観察と芋煮会(滑川温泉から霧の平)

16.10.2()

 

一帯の森は昭和24年の山火事で消失

同年代のブナ林で何を見つけたのかな

稜線目指して

ハネヒツジゴケ

 

 

 

 

 一つ清水

 暫し歓談

 ヒメウスノキ
(アオジクスノキ)

 高倉山

   秋の植物観察会と芋煮会(高倉新道から霧の平)に参加して    中村久美子

10月2日の観察会に友人の田崎さんからのお誘いで埼玉県から参加させて頂きました。
自然観察会は2014年9月の龍ヶ岳自然林観察会以来の2度目の参加になります。この時も芋煮会とセットでした(食べ物につられて参加?)。せっかくの遠出なので、前日は趣きのある滑川温泉に泊まり、明るい午後の光の中、のんびりと露天風呂に入り、非日常を楽しみました。

 翌2日、秋晴れの中、奥田さん・佐藤さんはじめ参加の皆さんと合流し、滑川温泉分岐から1km程入ったところの駐車場からいよいよ観察会開始です。高倉新道登山口がわからずウロウロしていると、木の枝にロープが張られており、いきなり急斜面の登りです(事前に奥田さん・佐藤さんがロープを張って下さっていました)。登りきると緩やかな道になり、いよいよ植物観察会です。会の方達からルーペやカメラを片手に色づきはじめた木々の葉脈や色の違いなどいろいろ植物の名前を微細にわたって教えて頂くのですが、あまり知識のない私は右から左に抜けてしまい、出来の悪い生徒で恐縮するばかり。

そんなお話しの中で特に心に残ったのは、このあたりの森は昭和24年に大規模な山火事があり、今の森の木々はまだ67年、なんと私と同年ではありませんか。高齢者と呼ばれる年齢になりましたが、ブナをはじめこの森の木々はまだまだ若木、自然界の力強さを感じました。

賑やかにおしゃべりしながら霧の平に到着。広々とした台地は明るい陽ざしと尾根を通り抜ける風がとても心地よく展望も素晴らしい。駐車場まで戻り、第二ステージ芋煮会の始まりです。お鍋は2種類、福島風は豚肉・味噌味、山形風は牛肉・しょうゆ味、どちらも美味しく頂きました。(野菜などの下準備からたくさんのおいしいお料理まで持ってきて下さり、会の皆様に感謝です。)

(追)佐藤さんが持ってきて下さった長楕円形のピーカンナッツは不飽和脂肪酸が多く含まれ、アンチエイジング効果があると言われ今話題になっているそうです。
植物観察の方はあまり知識がなく名前の記載が出来ませんでしたが、楽しい仲間と美味しい食事、そして自然豊かな森の秋を堪能した一日でした。皆様ありがとうございました。

 

コメツガ老木

木部が朽ちた空洞には不定根

 霧の平にて

再生林を散策

 

 エゾノシオガマ

 有りがたいです

 美味しい芋煮ができました

 福島味と山形味の芋煮を堪能しました

 

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