146回観察会〜米沢・斜平山のスプリングエフェメラル観察会  

16.5.8()

 

5月8日(日)に第146回観察会〜米沢・斜平山スプリングエフェメラル観察会を行いました。参加者は19名でした。昨年同様、NF米沢の市民観察会との合同で実施しました。今回は「大山祇神社」から中の道に至る登山道を登るコースで初めてでした。このコースは、かつてはハイキングコースとして整備されたのですが、入山者が少ないのか斜平山のコースとしては珍しくルートファインディングに注意しなけらばならないところもありました。また、今年は例年より花の開花が2週間も早まっていて初夏の花の観察会となりました。中の道までにはチゴユリ、ミヤマニガイチゴ、ウゴツクバネウツギ、レンゲツツジ、エゾユズリハ等の例年では見られない花の観察を楽しむことができました。

残念ながら、中の道沿いのスプリングエフェメラル群は既に結実期となっていましたが、それでもスミレサイシン、オオタチツボスミレ、ナガハシスミレ、イワフネタチツボスミレ、マキノスミレなどが咲き残り、オオバタネツケバナ、タニギキョウ、ホウチャクソウ、ラショウモンカズラ、キバナイカリソウ等のコロニー群が豊富で好天の中、斜平山の豊かな自然を満喫しました。何よりも中の道最後の雪渓跡でのサカハチチョウやウスバシロチョウが乱舞する光景は斜平山の豊かな自然度を象徴しているかのようでした。ウスバシロチョウは(ヒメ)ギフチョウと並んでチョウのスプリングエフェメラルと称されており、花のスプリングエフェメラルに変わって蝶のスプリングエフェメラルの観察で最後を締めることができたのは思わぬ斜平山からの贈り物となりました。いつまでもこの自然が壊されることなく維持されることを願いつつ帰路に着きました。 

ウスバシロチョウ

サカハチチョウ

エゾユズリハの雄花

ガクウラジロヨウラク

 

火事場跡地

思い思いに観察 

木陰で昼食タイム

斜平山観察会に参加して     小野 敬子

昨年4月の霊山に初めて参加して、今年4月の塩手山が2回目です。そして今回斜平山が3回目の参加です。松井さんが計画してくれて月1回、初心者向け登山をしている「やまとなでしこ会」に入って今年でまる8年になります。なかなか花の名前を覚えられず「あっ、前に見たことあるなあ」とか、「さっき見て名前も聞いたけど、なんていう名前だっけなあ」という感じです。皆さんの記憶力すごいなあと思います。どうしてあんなにたくさんの花を次から次に発見して、その花の名前が分かるんだろうといつも感心しています。

今回、私が斜平山でまあまあ良く撮れた写真は次の4枚です。チゴユリ、ウゴツクバネウツギ、ヒメアオキ、レンゲツツジです。自分で撮った写真でも名前が分からず松井さんに聞いて写真の裏にメモしました。他に撮ったのはボケていたり、小さすぎてなんだかわからないような写真ばかりでした。実は私、今年の2月にスマホデビューし、スマホで撮った写真です。前に持っていたカメラより画面が大きいし、携帯とカメラ持たなくて良くなったのでとても楽です。

スマホにしたいなあと前から思ってはいたのですが、難しそうだし、値段も高そうだなあと諦めていました。でも、思っていたより安く買えるし毎月の通話料も安いと聞き、思い切って始めて見ましたあ〜。時間があるとつい2人の孫たちの写真と動画を見て癒されています。もっと早く始めていれば良かったと、つくづく思います。

思い切ってスマホにしたことによって、他の面でも良かったことが有ります。今までだったら一人でどこかに出かけるなんてことは考えられないことでしたが、「桜、綺麗だよ」「シラネアオイ綺麗だよ」と聞いて一人で花見山や半田山に行って写真撮ってきました。ちょっと成長したかなあ〜。でもやっぱりみんなと一緒も楽しいので誘ってくださあ〜い!!

 スマホで撮影しました

 ヒトクチタケ

 マキノスミレ

 陽光が心地よい

 

 トップページへ    観察会のページへ