第140回観察会〜斜平山・米沢のスプリングエフェメラル観察会

15.5.10()

   

5月10日(日)に第141回観察会「斜平山・米沢のスプリングエフェメラル観察会」が開催されました。24名の参加者でした。NF(ネーチャーフロント)米沢との共同開催です。NF米沢では昨年より米沢市民への公開観察会として取り組んでおり米沢からは19名の参加者で、総勢43名となりました。キャンプ場分岐で合流昼食することにして高山の原生林を守る会とNF米沢で30分程度の時差を設定して出発しました。
今回は、中の道コースを神明沢まで延長して大森山自然公園に戻る周回コースです。この時期は三又の沢源頭からキャンプ場分岐までオトメエンゴサクの花が斜面一面に広がっているのですが、今年は生物季節が例年より一週間程度早く進んでいるため、オトメエンゴサクは花の時期を過ぎておりました。今回のメインテーマの一つにしていたイワフネタチツボスミレ群落も花を落とし、十分に観察できませんでした。しかし、キャンプ場分岐から先ではカタクリやスミレサイシン、キバナノアマナ、キバナイカリソウなどが見頃で斜平山のスプリングエフェメラルを満喫することができました。また、蝶のスプリングエフェメラルであるヒメギフチョウも姿を見せてくれ、これまでとは趣を異にした斜平山の早春の生命の息吹に接することができました。
   

残雪周辺のスプリングエフェメラルを観察しました

クロミノエンレイソウ

キバナノアマナ

キバナイカリソウ

 

 

アズマアイチゲ

オオタチツボスミレ

 オクチョウジザクラ

スミレ交雑種群落

斜平山のスプリングエフェメラル観察会に参加して         笹木ヨネコ

今回、初めて参加させて頂き、最初の「スプリングエフェメラル」の言葉に疑問?でしたが説明書を見て納得でした。私は山野草が好きで自宅でもいろいろ育てており、とても興味をもって参加させていただきました。歩きはじめて、いろんな春の花が咲いており、花の名前も聞くと、本当に詳しく説明していただき、ルーペで観察され、花の型や生態を教えていただき勉強でした。山を登った中の道のお花畑は見事でした。雄大な中にカタクリ、キクザキイチゲ、アズマイチゲ、オトメエンゴサク等々雪がまだ解けていない中一面に咲いていてびっくりです。

お昼はネーチャーフロント米沢の皆様と一緒になり手作りのおいしいお惣菜を頂き、お腹も満足でした。午後はスミレ、キバナノアマナを観察しながら下山です。

私は今回、ユキツバキを見ることができ雪国のため葉が他の椿と違って柔らかい事にびっくりでした。

 

 トップページへ    観察会のページへ