124回安達太良 前ヶ岳 晩夏の植物観察会12.09.30()

 

 

 

わい性化したヤシャブシ林

 稜線の植生は礫岩を縫うように形成

構造土

安達太良 前ヶ岳 晩夏の植物観察会に参加して      五十嵐 礼子

今回はいも煮会ということで、秋の楽しみのいも煮食べたさに参加しました。

いも煮会の下準備は渡辺あや子さんと佐藤久美子さんがして下さいました。守さんが感激するほど手早くできあがり、参加メンバーほくはくと(ママ)なべを囲み、奥田さんこと鍋奉行のおかげでお鍋全部完食して、みんなおなかが重く動けないくらいでした。

心配していたお天気も雨も降らずに助かりました。この前ヶ岳のコースでは森のはじまりを見せていただき感動しました。「県民の森」から杉、松の林の中を守さん、奥田さんの車で林道を進み観察会の登山をスタートしました。

 1時間半ほどの登山の中には森あり、岩場あり、そして頂上は風が強かったのですが、和尚山、安達太良山などなど美しい山々が見晴らせました。帰りはお昼のいも煮会へと心は飛んでいました。

今回のテーマ、“はんのき”をお花事典から書きうつします。

 はんのき(榛木 赤楊 Japanese Alder)かばのき科

はんのきは別名、針の木の転訛したもの。はりのきは語源不詳。我が国の原産で北海道、本州、四国、九州の林野の湿地に好んで自生する落葉樹生高木である。花期は3〜4月 新芽の季節にこの雌花の形態・色彩が面白いので花材として利用される。球果は昔から染料に利用され、材は建築材、器具材などに使われる、はんのきの仲間には我が国でも10種類あり、やまはんのき(山榛木)けやまはんのき(毛山榛木)など形態はともに酷似している。おおばやしゃぶし(大葉夜叉五倍子)ひめやしゃぶし(姫夜叉五倍子)などもはんのきの仲間で同様の形態をしている。

森の始まりはミヤマハンノキから

マルバシモツケ

稜線は偽高山帯の様相

 天空の散歩

 風の足あと

 タマゴタケ

 ヤシャブシ林

 ヤシャブシ林を登る

 野趣あふれる芋煮

 

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