6月21日(日)に西吾妻ロープ補修ボランテアを実施しました。今回は米沢ネーチャーフロント(NF)との共同開催です。米沢NFは湿原の荒廃が進行する東大巓周辺や不適切な登山道整備により破壊された馬場谷地湿原周辺の植生回復事業に継続的に取り組むなど積極的な自然保護活動を展開しています。高山の原生林を守る会では西吾妻山域の登山道保全作業に10年来継続して取り組んでいますが、対象範囲が広大であるため、当会から共同開催を申し入れたところ、置賜森林管理署で当該山域の登山道保全事業を実施予定であったことから、今回は、置賜森林管理署(米沢森林事務所)の首席森林官と流域管理調整官も参加しての協同作業となりました。
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かもしか展望台では雨が上がった |
大凹手前の湿原で作業 |
ロープ設置終了 |
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天狗岩-若布平ら若女平間の湿原 |
泥炭露出した若女平分岐 |
西吾妻小屋-水場間の湿原1 |
西吾妻小屋-水場間の湿原2 |
〜高山の原生林を守る会との『ロープ張り共同作業』に参加して〜 6月21日 8時30分、湯元ロープウェー駅集合。 昨夜から降り続いている雨が、やや小降りになる。とは云っても、実施が危ぶまれる今日の天候。そんな中、ネイチャーフロント米沢代表・青柳より、『天候は回復の予報。実施します。』旨の指示が出される。カッパを着用し、8時20分のロープウェーに乗車。 天元台到着後、参加者人数の再確認。置賜森林管理署の岩間・奈良両氏の紹介、作業手順等の簡単な説明がなされた。米沢からの参加者は8名。「ロープ張り作業」は、全員が初めてで、説明に傾聴。その後、アキレス腱を伸ばす準備体操をして、リフト乗り場に向かう。9時35分、第3リフト終点(1820M)到着。風力ゼロ。雲量8〜9。雨は、いつしか止んでしまった。雲間からは、薄青い空が覗き、これからの天候回復が約束される。又、西北西から飯豊本山、大朝日岳のY字雪渓、月山の雄姿が雲海の上に望まれる。美しい。雨に濡れたコメツガ、オオシラビソの緑とのコントラストが、今日は特に美しい。 かもしか展望台より少し下山し、人形石と梵天岩の分岐点の所で、今日の作業の練習を兼ねて、『古くなったロープの回収。曲がった鉄支柱の矯正(厳冬と闘い、雪に押し曲げられた支柱は硬く、打ちつけるハンマーを跳ね返した。"石を落とすのが、一番ですよ"と、経験者の佐藤さんの助言)。支柱の刺し直し。新しいロープ張り。』等の作業を行う。 時々、山案内人を先頭にして10数名のパーティや数名の登山者が、私達の作業を見ながら「ご苦労さま。」と声を掛けて、木道を渡って行く。嬉しい励ましだ。 |
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作業後の状況 | 作業後の状況 | 作業後の状況 | 作業後の状況 |
作業後の状況 | 作業後の状況 | 作業後の状況 |
作業後の状況 |