森吉山は古くからの信仰の山である。中腹には大きな神社が建っており、山頂にもその面影が残っている。山頂直下の西側はオオシラビソに覆われているが、東側はブナに覆われている。しかしそのブナも、大規模な伐採と大規模なスキー場によって、多くは失われてしまった。僅かに、その片鱗を垣間見ることができる。竜ヶ森は小さな山であるが、かつてはブナで鬱蒼とした山であったが、今は森吉同様に、虎刈りの山である。 |
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15)森吉山 |
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16)竜ヶ森 鷹巣町、比内町、森吉町の三町にまたがる竜ヶ森は、登山ルート上のブナの森とその森が伐採された対照的な景色を楽しめる山である。山は小さく歩く距離はさほどではないが、林道のアプローチは長いので、車でのアプローチとなる。登山道は笹の林床にブナ原生林はなかなか見ることの少ない景観である。しばらくブナを堪能しながら進む。標高は1000bに満たないが、ブナは全山を覆っていたのだった。山頂には展望台が建っていて、森吉山や白神山地、大平山や日本海まで眺められる。 ■参考コースタイム:東ノ又沢コース登山口(40分)稜線(20分)竜ヶ森(15分)分岐小繋森稜線(50分)登山口 |
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