山形の大境山といわれて分かる方は少ない。飯豊連峰の北の端に静かに横たわる山なので、飯豊の臭いの強い山である。岩手北部の遠島山は、今年40年振りに歩いた山で、新鮮な気持ちでブナと接することが出来た。いずれにしても東北の山は北から南までブナに覆われていることを実感した。 |
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101)大境山 1101.5m 大境山は飯豊連峰北部、地神山と頼母木小屋の間から派生する尾根の最後の千m峰となる。尾根の途中の西俣ノ峰までは踏み跡が続くが、そこから大境山までは道もない。対岸の南5qには手倉山がそびえている、という位置関係だ。ブナのレベルが高いことは容易に想像できる。 |
![]() 霧の中のブナは幻想的だった(大境山) |
102)遠島山 1262.3m 遠島山を登るには、そのアクセスが課題となる。福島から高速道路を岩手北部まで走らせ、さらに国道や地方道、林道を走り、やっと登山口に到達する。北上山地北部は、一昨年豪雨に見舞われ昨年は林道が壊れていたが、今年再開通して通行が可能になった。 |
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遠島山 |