焼石連峰はまとまったブナ林が残っている。これまでも牛形山、丸子峠、天竺山などのブナを紹介してきた。今回は夏油三山の二つである駒ケ岳と経塚山。経塚山は焼石連峰の南端の山として知られるが、さらに道はないが尾根続きに駒ケ岳がある。これらを結ぶ稜線や山麓にはまとまってブナ林が残されている。 |
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55)駒ケ岳(岩手県) 全国に数ある駒ケ岳であるが、地味な存在の駒ケ岳である。夏油温泉から登山道を歩き始めると、すぐにブナ林の中の登りとなる。このコースは山頂まで、ブナの林をたどることになる。ブナの新緑の季節に歩いていたら、途中のブナを鑑賞して戻るというハイカーに出会ったことがある。確かにブナの新緑を見るだけでも価値があるのかも知れない。ほとんどが正統的?ブナ林であるが、山頂近くになると、わい性化してくる。山頂には赤い神社がまつられている。 |
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56)経塚山(岩手県) 経塚山は焼石連峰の一山で、連邦では最も奥深い峰である。この山に登るには、山中で一泊することになる。山中には金明水小屋があって、快適な一日が過ごせる。夏油温泉からは何とか日帰り登山が可能だ。暑い夏に登った時にはブナ林の木陰と、水が何よりの楽しみだった。ブナ林を抜ける風を感じ、この時こそブナ林の中は気温で5度以上も低いと実感。汗は噴出すが、根元で休むと汗は静まる。経塚山山頂付近ではお花畑に元気をもらっての山頂だった。 |
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