岩手県の奥羽山脈には素晴らしいブナ林が多く点在している。しかし太平洋側にもわずかだがブナ林は散見される。宮城県・金華山の海に面したブナは有名だが、三陸海岸近くにもブナの山はあった。霞露ヶ岳は、半島に残されたブナ、五葉山はブナ原生林に遷移していく過程が見られる将来が楽しみな森である。どちらも気軽に登れる山だけに、公園化されないことを祈っている。 |
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三陸海岸・山田町の半島にそびえる標高わずか500bあまり。この山には、海抜0bの海岸が登山口だということだけでも魅力的な山であるが、山頂付近には太いブナも散見された。
コースタイム:海岸(2時間)山頂(1時間30分)下山口(30分)海岸
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五葉山のメインコースである赤坂峠から山頂への道には、立派なブナ林は存在しない。わずかに、中腹のミズナラ林に混じっているだけだ。しかも森全体にいえることだが、樹径は細く、まだ50年前後の若い木々が多い。この山は、伊達藩や南部藩の御用林であったというから、昔からこの山の木々は伐採されて藩に供給されていたのかも知れない。 コースタイム:赤坂峠(45分)畳石(1時間)山頂(1時間30分)赤坂峠 |
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